カップラライン技術情報

設計計算例

cl_04

ただし、:波長短縮率
Vo:真空中の伝送速度
(=3×1011mm/sec.) fo:中心周波数(Hz)

※波長短縮率63%(=0.63)、中心周波数fo=1GHz(=1×109Hz)におけるライン長[mm]は各値を7式に代入し、

cl_06

したがって、この47.25mmに両端子長を加味して切断長を決めます。

応用例として3dBカップラ、6dB、10dB……30dBの方向性結合器、パワーディバイダー、コンバイナー、シングルバランスミキサー、ダイプレクサー、およびパワーモニター等が挙げられます。
また、標準規格の結合値に対して、中間値の方向性結合器が必要な場合、たとえば結合値18dBを必要とする場合、標準仕様値の近い15dBの方向性結合器を用います。
この場合、15dBカップラの結合特性曲線上で18dBになる部分が
目的周波数となるように中心周波数を高域に設定します。

cl_05s

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